実は夏も多い”脳卒中”。
脳卒中とは、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の3つを総称した疾患です。
日本人の死因の、がん・心臓病に次ぐ第4位1)で、その原因は圧倒的に”高血圧”2)です。
一般的には冬に多いと思われている”脳卒中”、脳卒中は実は夏も冬と変わらず多く3)、その主な原因ももちろん”高血圧”です。
特に夏は、汗をかくことで水分不足や塩分不足から血液がドロドロになるため、動脈硬化によって引き起こされる脳梗塞に注意が必要です。
また、夏は暑さで血管が拡張し血圧が下がるため、高血圧に気づかない”隠れ高血圧”の方も要注意です。動脈硬化の主な原因も高血圧です。
まずは高血圧を見つけ、治療をしましょう。
高血圧治療を行っている方で不安がある方や、今年に入って健康診断を受診できていない方は、暑い季節を乗りきるために、ご自身の体の状態をしっかりとチェックすることをおすすめします。
夏は、経口補水液やスポーツ飲料などで失われた水分と塩分をこまめに補給しましょう。
そして早期発見、治療が何よりも重要です。お気軽にお問い合わせください。
- 1) 公益財団法人 日本脳卒中協会
- 2) 日本脳卒中学会ホームページ
- 3) 国立循環器病センター
〈 健康管理 〉
脳卒中にならないための予防対策
出典: 公益財団法人 日本脳卒中協会
- ①手始めに 高血圧から 治しましょう
- ②糖尿病 放っておいたら 悔い残る
- ③不整脈 見つかり次第 すぐ受診
- ④予防には たばこを止める 意志を持て
- ⑤アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
- ⑥高すぎる コレステロールも 見逃すな
- ⑦お食事の 塩分・脂肪 控えめに
- ⑧体力に 合った運動 続けよう
- ⑨万病の 引き金になる 太りすぎ
- ⑩脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
以下のような方は、
検査・受診をオススメします
- 1年以上健康診断を受けていない方
- 血圧が高い方、高いと以前言われた方、もしくは血圧が気になる方
- 高血圧が判明しているが、外出自粛により受診が困難だった方
その他、体調がすぐれない方は、お気軽にご相談ください。
健診内容や追加健診(オプション)、料金、治療については、お電話または来院時にお気軽にご相談ください。